「幸せになる勇気/岸見一郎、古賀史健」(ダイヤモンド社)
大ベストセラー「嫌われる勇気」の続編となる一冊。
今回も、哲人と青年の対話形式でアドラー心理学の真理に迫る内容となっています。
3年前、哲人との対話で開眼し、未来にむけて歩き出した青年。
しかしアドラーの哲学は机上の理論であり、実際の生活に役立つものではなかったと青年は憤っています。
教員となった青年は、アドラーの「叱るな、褒めるな」の教えを教育に盛り込んだはずが、受け持つ学級は崩壊の危機へ。
今回、憤る青年の訴えに対し、哲人はどのような解釈を与えることになるのでしょうか。
そしてアドラー心理学は、本当に実生活に役立つものではないのでしょうか。
読み進めるうちに、奥深いその真理に感銘を受けること間違いありません。
<目次>
第一部 悪いあの人、かわいそうなわたし
第二部 なぜ「賞罰」を否定するのか
第三部 競争原理から協力原理へ
第四部 与えよ、さらば与えられん
第五部 愛する人生を選べ
読書時間:短 ■■■□□ 長
読み易さ:易 ■■□□□ 難
<一節ピックアップ>
「人は誰でも、いまこの瞬間から幸せになることができる。これは魔法でもなんでもない、厳然たる事実です。あなたも、他のどんな人も、幸福へと踏み出すことができます。ただし幸福とは、その場に留まっていて享受できるものではありません。踏み出した道を歩み続けなければならない。ここは指摘しておく必要があるでしょう。」
<あわせて読みたい>
・「嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え/岸見一郎」(ダイヤモンド社)
・「追いつめる親「あなたのため」は呪いの言葉/おおたとしまさ」(毎日新聞出版)
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