カイジ「したたかにつかみとる」覚悟の話/木暮太一

2016年05月08日 00:00

『覚悟して強く生きるということ』

「カイジ「したたかにつかみとる」覚悟の話/木暮太一」(サンマーク出版)


木暮太一氏によるカイジ本、第4弾。

今作は、帝愛グループに対し、したたかに立ち向かっていくカイジの姿勢をテーマにしています。

「したたか」は、漢字で「強か、健か」と書きます。

したたかに生きるということは、つまり強く生きるということです。

それは決してズルをするとか、相手を騙すということではなく、自分がどんな状況に置かれようが「相手に屈せず強い」というという意味です。

では、したたかさを身につけるとはどういうことでしょうか。

例えば人が目標を達成しようと突き進むとき、多くのルールが立ちはだかることがあります。

ルールは社会や組織を維持するために必要なものですが、その人個人を守る力はありません。

自分の叶えたいこと、やりたいことがあるのであれば、そのルールが本当に必要かを見極め、"横道"や"抜け道"の存在に気づき、覚悟をもって利用する。

力のないカイジが帝愛グループに強かに挑んでいく姿は、覚悟して挑むことの意味を教えてくれます。

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<目次>

第1章 したたかになれる者が、最後に勝つ

第2章 「正義」も「正解」も"つくられる"世の中

第3章 「お金」も「チャンス」もしたたかにつかみとれ

第4章 前線に出ない者は、一生勝てない

第5章 したたかになる、覚悟を決めろ

第6章 「自分の価値」は自分で決めろ

読書時間:短 ■■□□□ 長
読み易さ:易 ■□□□□ 難

<一節ピックアップ>

「ルールは社会を維持するために必要です。社会を維持することは重要で、そのためにルールを守らなければいけません。しかし、ルールにあなた個人を守る力はありません。「ルールに従っていさえすれば、問題なく生きていける」と考えることはできないのです。やりたいことや、叶えないことがあれば、そのルールが本当に必要かを見極め、ルールを破る「したたかさ」を持つことも必要なのではないでしょうか。」

<あわせて読みたい>

「カイジ「命より重い! 」お金の話/木暮太一」(サンマーク出版)

「カイジ「どん底からはいあがる」生き方の話/木暮太一」(サンマーク出版)


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