カイジ「どん底からはいあがる」生き方の話/木暮太一

2014年12月13日 21:25

『木の枝をつかみたいけど失敗したらどうしよう』

「カイジ「どん底からはいあがる」生き方の話/木暮太一」(サンマーク出版)


カイジ本「お金の話」「働き方の話」に続き、最後は「生き方の話」です。

今回は前2作よりも漫画「カイジ」からの引用は少なめですが、内容は負けず劣らず良いものだと思います。

どん底からというと言い過ぎかもしれませんが、なにかにチャレンジして「みんな揃って横ばいの世の中」から頭ひとつ抜け出したいという思いは、誰にもあるのではないでしょうか。

しかし、なかなか動き出せずにいる。

ここで著者は、動けない原因となっている黒幕を2つ挙げています。

ひとつは妬みの感情。

人を妬むから動けない、あるいは妬まれたくないから動かないというもの。

もうひとつは減点思考。

なにか動いて減点されるなら、動かないことがベストという考え方です。

減点思考の例として面白い表現がありました。

「木の枝をつかみたいけど失敗したらどうしよう」

失敗しても、ゼロがゼロのまま。マイナスにはならないということです。

全章をとおして、他にも「動き出すための考え方」がたくさん紹介されています。

どん底から抜け出すには、まず考え方を変える。

そしてフォーカスを自分に向けて動き出す。

そうすることで、より幸せな生き方を送ることができるのではないかと思います。

<目次>

序章 生きたいように生きるか 死んだように生きるか

第1章 人生を変えるために倒すべき2つの敵

第2章 どん底からはいあがるために知るべきこと

第3章 自分を否定したら、人生は終わる

第4章 自分の場所で光りつづける人生を目指せ

第5章 今度こそ人生を変えるために

<一節ピックアップ>

「人間が生きているのは「今日」です。過去に生きているわけではなく、将来に生きているわけでもありません。もちろん、過去の経験を思い出したり、未来の自分をイメージしたりすることはできます。でもそれはたんに頭の中での話です。実際にあなたが生きているのは「今日」です。」

<関連書籍>

「カイジ「命より重い! 」お金の話/木暮太一」(サンマーク出版)

「カイジ「勝つべくして勝つ! 」働き方の話/木暮太一」(サンマーク出版)

読書時間:短 ■■□□□ 長

読み易さ:易 ■□□□□ 難


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