マーケット感覚を身につけよう 「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法/ちきりん
「マーケット感覚を身につけよう 「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法/ちきりん」(ダイヤモンド社)
モノやサービスの価値、また、これから身につけるべき価値に対する考え方を学ぶために役立つ一冊です。
貨幣による売買が一般的な現在ですが、市場で取り引きされるものは原則的に「そのモノの価値」です。
この価値を価値として認識する能力、取り引きされる価値を感覚的に理解する能力を、著者は「マーケット感覚」と定義しています。
モノやサービスを売ろうとするとき、論理的なマーケティング思考と、このマーケット感覚の2つでアプローチすることで、現実的で豊かな解に達することができると説明しています。
また、働き方についても触れてあり、市場化されていくこれからの社会において、個人の市場価値が益々重要になってくるという点に、とても共感しました。
「プライシング能力を身につける」「インセンティブシステムを理解する」などの5つのトピックは、 市場価値を理解するために必要なことが書かれていると感じました。
社会が大きく変化している現在、「ワクワクしながら自分自身もその変化を楽しんでいる人」になるか「日々伝えられる変化のニュースに不安を深め、戦々恐々としている人」になるか。
今からでも十分、前者の仲間入りをすることは可能だと思います。
<目次>
序 もうひとつの能力
1 市場と価値とマーケット感覚
2 市場化する社会
3 マーケット感覚で変わる世の中の見え方
4 すべては「価値」から始まる
5 マーケット感覚を鍛える5つの方法
終 変わらなければ替えられる
<一節ピックアップ>
「どんな分野であれ10年も働いたら、「自分に売れるモノなど何もない」なんてことはありえません。もしそう感じるのだとしたら、その人に足りないのは「価値ある能力」ではなく、「価値ある能力に、気がつく能力」です。価値を価値と認識する能力を欠いたままでは、いくら大量の金塊を手に入れても、不安が消える日は永久にやってこないでしょう。」
<あわせて読みたい>
・「サラリーマンだけが知らない好きなことだけして食っていくための29の方法/立花 岳志」(大和書房)
・「カイジ「どん底からはいあがる」生き方の話/木暮太一」(サンマーク出版)
読書時間:短 ■■□□□ 長
読み易さ:易 ■■□□□ 難
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