「いい努力/山梨広一」(ダイヤモンド社)
努力をすることはいいことです。
しかし、その努力が確実に目標達成や成果に結びつくとは限りません。
努力をするにしても、そこには「いい努力」と「悪い努力」があることを知り、そしてより良い努力に力を注ぐことが大切だということに気づかされた一冊です。
大手コンサルティング会社マッキンゼーに長年勤めた著者の経験をもとに、「いい努力」をするための秘訣がポイントを絞って紹介されています。
そのポイントの中に「いい努力のセットアップ(設定)=環境×意志×性格」という図式がありました。
努力をする環境を整え、努力を続ける意志を持ち、そして自分の性格を知ることが大事であるということです。
成果に直結する「いい努力」をするためにも、現在の自分の努力を客観的に捉え直してみるのも面白いかもしれません。
<目次>
第1章 努力の質を変える
第2章 いい努力を生み出す思考法
第3章 いい努力につながる時間術
第4章 いい努力を進化させる
第5章 人と一緒にいい努力をする
読書時間:短 ■■■□□ 長
読み易さ:易 ■■■□□ 難
<一節ピックアップ>
「大切なのは「ベター・ザン・ナッシング」の精神。いい努力をするセットアップは、ゼロよりも1、1よりも2のほうがいい。環境的には最悪で、協調的な性格を自覚しているのなら、せめて意志だけは強くもつべきだ。1も2も変わらないのではなく、1より2のほうが断然いい。このような発想に切り替えるのも、セットアップの重要な要素といえる。」
<あわせて読みたい>
・「スタンフォードの自分を変える教室/ケリー・マクゴニガル」(大和書房)
・「結局、「すぐやる人」がすべてを手に入れる/藤由達藏」(青春出版社)
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