「人生を面白くする 本物の教養/出口治明」(幻冬舎)
教養の身につける目的とその方法について紹介されている一冊です。
著者の出口氏は、教養を身につける目的を2つ挙げています。
1つは、教養は人生におけるワクワクすること、面白いことや楽しいことを増やすためのツールであり、より楽しい人生を送って悔いなく生涯を終えるため。
2つは、自分の頭で考えるため。専門のことであろうが専門外のことであろうが、要するにものごとを自分の頭で考え、自分の言葉で自分の意見を表明できるようになるためにも、教養を身につけることは必要であるとしています。
そして教養を身につける方法を、著者自身の経験から「本を読む」「人に会う」「旅に出る」の3つのテーマで紹介されています。
自分の人生をより良くするためにも、教養を身につけることがいかに重要であるかを気づかせてくれる一冊です。
<目次>
第1章 教養とは何か?
第2章 日本のリーダー層は勉強が足りない
第3章 出口流・知的生産の方法
第4章 本を読む
第5章 人に会う
第6章 旅に出る
第7章 教養としての時事問題-国内編-
第8章 教養としての時事問題-世界のなかの日本編-
第9章 英語はあなたの人生を変える
第10章 自分の頭で考える生き方
読書時間:短 ■■■□□ 長
読み易さ:易 ■■□□□ 難
<一節ピックアップ>
「私たちが豊かで面白い人生を送りたければ、それなりの努力が必要です。何もせずに「果実」だけはほしいというのでは虫がよすぎます。そして、そのような安直な道はじつはどこにも存在しないのです。教養とは、よりよい社会とよりよい人生を実現するための武器です。一人ひとりが自ら培った教養をもとに、私たちが望む生活、望む世の中をつくっていかなくてはなりません。」
<あわせて読みたい>
↓『よりよい人生のためにも教養は必要だ!』と思う方は、是非シェアを!
コメント
コメントが見つかりません。