「新・戦争論 僕らのインテリジェンスの磨き方/池上彰、佐藤優」(文春新書)
ISの台頭、深刻化するシリア問題、くすぶり続けるウクライナ危機。
第二次世界大戦、冷戦以降も、中東を戦地とした大国間の戦争は続いています。
なぜ戦争は続くのか。
そして、このまま世界はどこに向かっていくのか。
歴史といまの国際情勢を分析し、高いインテリジェンスを持つジャーナリスト・池上彰氏と元外交官・佐藤優氏の両著者が、対話形式でわかりやすく解説されている一冊です。
毎回のことながら池上彰氏の解説はとてもわかり易く、知識を得られる喜びを与えてくれます。
この一冊を読むことで世界の見え方が変わるかもしれません。
歴史や国際情勢に興味のある方におすすめしたい一冊です。
<目次>
序章 日本は世界とズレている
第1章 地球は危機に満ちている
第2章 まず民族と宗教を勉強しよう
第3章 歴史で読み解く欧州の闇
第4章 「イスラム国」で中東大混乱
第5章 日本人が気づかない朝鮮問題
第6章 中国から尖閣を守る方法
第7章 弱いオバマと分裂するアメリカ
第8章 池上・佐藤流情報術5カ条
終章 なぜ戦争論が必要か
読書時間:短 ■■■□□ 長
読み易さ:易 ■■□□□ 難
<一節ピックアップ>
「要するに、「嫌な時代」になってきたのですよ。これからの世界を生き抜くために、個人としては、嫌な時代を嫌な時代だと認識できる耐性を身につける必要がある。そのために、通時性においては、歴史を知り、共時性においては、国際情勢を知ること。知識において代理経験をして、嫌な時代に嫌なことがたくさんある、というのをよく知っておくことです。」
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