「ちょっと今から仕事やめてくる/北川恵海」(メディアワークス文庫)
印刷業で働く若いサラリーマンが主人公の物語。
上司からの叱責、続く残業で、いつしか家と会社を往復するだけの日々。
そんな生活に疲れ果て、気付けば駅のホームから身を投げだそうとしてしまいます。
その時、腕をつかみ引っ張り上げてくれたのは、同級生を名乗る「ヤマモト」。
主人公は、突然の出会いに戸惑いながらも、やがて親しくなる二人。
そして、主人公の仕事に対する「ヤマモト」の助言は、主人公の人生を大きく変えていくことになるのですが...。
主人公に降りかかる思いも寄らない展開と、感動的なラストが印象的な一冊でした。
読書時間:短 ■□□□□ 長
読み易さ:易 ■□□□□ 難
<一節ピックアップ>
「"向かい合う相手の表情は、自分の表情を映しだす鏡だ"と言うが、笑顔が素晴らしいというのは、それだけですごい才能だ。」
<あわせて読みたい>
・「稼ぐ力 「仕事がなくなる」時代の新しい働き方/大前研一」(小学館)
・「あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください。/日野瑛太郎」(東洋経済新報社)
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