「内向型人間のための伝える技術/望月実」(CCCメディアハウス)
最近「内向型人間」というキーワードを見かけるようになりました。
しかもそれは、ポジティブ思考社会だと思われがちなアメリカで生まれた言葉であるというから驚きます。
この本で著者は、内向型人間とは「外部から多くの刺激(情報)を受けとってしまう人」と定義しています。
初対面の人が多い場所が苦手で、仕事をするときも細かいことが気になり、その不安で必要以上にエネルギーを使ってしまう。
実際、私も内向型人間に当てはまると思いこの本を手に取ったわけですが、まさにそのとおりでした。
著者自身も内向型人間であるということで、この書籍では著者がこれまで実践してきたコミュニケーション術を紹介しています。
多くの情報を受け取ってしまうのであれば、その情報を整理する技術を身につけることができれば、高いパフォーマンスを発揮することができる。
また、より深く考える材料を手に入れることができるので、自分の考えを的確に言語化する能力を身につければ、それが自分の強みとなる。
著者の言うように、こうして前向きに捉えることで、内向型であることを自分の長所として生活に役立てていけるのではないかと思いました。
<目次>
第1章 内向型人間のコミュニケーション戦略
第2章 仕事を効率よく進めるコミュニケーション術
第3章 ロジカルシンキング
第4章 情報を整理して伝達力を高める
第5章 話が苦手な人のための話し方トレーニング
第6章 相手目線で企画力を鍛える
第7章 自分に合ったコミュニティを作りあげる
<一節ピックアップ>
「内向型人間は、外部環境から多くの刺激(情報)を受け取るため、初対面の人が多いパーティや人前で話をすることが苦手です。また、仕事をするときにも細かいことが気になってしまうため、不安を感じて必要以上にエネルギーを消費してしまいます。つまり、内向型人間は外向型人間よりも多くの情報を受け取ってしまうため、情報過多となり頭の中が混乱し、不安を感じやすいのです。」
<あわせて読みたい>
・「ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく/堀江 貴文」(ダイヤモンド社)
読書時間:短 ■■□□□ 長
読み易さ:易 ■■■□□ 難
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コメント
伝える技術
ただ、仕事上で人前で話さないといけないことがあったりするので、どうやればいいか模索してるとこでした。まず、長所だととらえることで、今までより前向きに取り組めそうです。
ぜひ読んでみたいと感じました。
よい本の紹介を、ありがとうございます。
Re:伝える技術
恐らく、多くの方が自分を内向型人間であると思っているのではないでしょうか。
しかし私は、相手や環境によって、内向型、外向型を使い分けるのが人間なのだとも思います(^-^)
それぞれの長所をうまく活かしていき、自分の型を見つけていきたいですね!