「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方(2015) 知的人生設計のすすめ/橘玲」(幻冬舎)
12年前に発行され、ベストセラーとなった「お金持ちになれる黄金の羽の拾い方」の改定版です。
経済的独立を手にする最短の方法は、「黄金の羽」をいかに拾い集めるかがカギのようです。
著者のいう「黄金の羽」とは、「社会制度の歪み」で生じた差異のこと。
作中にもあるように、日本の社会制度は恐ろしく複雑で、そこには見ようとしなければ見ることのできない、多くの差異が存在するようです。
この複雑さは12年前と変わっておらず、現在においても有効であると著者は書いています。
特に税制度については、給与所得者にとって辛い現実を目の当たりにした思いでした。
数え切れない情報が氾濫する社会で、経済的合理な情報のみを選択し、活用する。
そうした不断の努力の末、「黄金の羽」をつかみ、経済的独立を手にすることができるのかもしれません。
<目次>
Prologue 1995-2014
PART1 人生を最適設計する資産運用の知恵
PART2 人生を最適設計するマイクロ法人の知恵
PART3 人生を最適設計する働き方
Epilogue 新宿中央公園のホームレス
<一節ピックアップ>
「「知識社会」では、必要な情報を的確に入手し、それを活用する知恵を有しているひとは、いくらでも近道ができます。そうでなければ、ひたすら回り道をするほかありません。「知識」が価値を持つとは、そういうことです。オープンな社会では情報は万人に共有されているのですから、これは「公平な競争」の結果に過ぎません。」
<あわせて読みたい>
・「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント/ロバート キヨサキ, 白根 美保子」(筑摩書房)
読書時間:短 ■■■□□ 長
読み易さ:易 ■■■□□ 難
↓『有益な知恵を獲得していきたい!』という方は、是非シェアを!
コメント
コメントが見つかりません。