『夢をかなえるゾウ(3) ブラックガネーシャの教え/水野敬也』(飛鳥新社)
今回の主人公は、シリーズ初の女性。
彼女は幸せになる方法を追い求め、占い師通いも一度や二度ではないようです。
そんな主人公は、彼氏いない歴5年目で、女友達と「独り身5周年アニバーサリーパーティー」という謎のイベントを開いたばかり。
人一倍欲張りで、自分を幸せにしてくれそうなものにはなんにでもすがる性格 (占いとかパワーストーンとか)
それが災いしたのかどうか、貯金はほとんど残っていないようです。
ある日、日本橋の古びたビルの一室で、本物の占い師に出会います。
占い師「赤城さん」の占いは驚くほど的中し、主人公はすがる思いで幸せになる方法を教わろうとします。
「赤城さん」が取り出したのは、奇妙な姿をした銅像。
ゾウの頭で手は4本。口元のキバは片方だけが欠け、お腹は完全なメタボ。
内心「(気持ち悪っ)」と思いながらも受け取る主人公でしたが、この内心が彼女の運命を大きく変えることになろうとは...。
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前作、前々作よりもさらにパワーアップした面白さ。新たな登場人物に加え、これまで登場してきた神様も登場。
ガネーシャの教えもこれまでと同様に、すぐに実践することができるものとなっています。
教え、笑い、感動ありの、文句なしの良著。一気読み、間違いなし。
2015年のベストセラーの座は既にいただいたも同然ですね、水野先生!
<一節ピックアップ>
「自分がなんとなく見てるテレビ番組、なんとなくやってるゲーム、ほんまに欲しいもんなんか?自分の収納やパソコンの中には、ほんまに欲しいもんだけが入ってんのか?もし、そうやないんやとしたら、自分が本当に欲しいと思てるもんは一生手に入れられへんで。部屋の大きさが限られてるみたいにーー自分が持てるもんも、生きてる時間も、全部限られてるんやからな」
<あわせて読みたい>
・「夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神/水野敬也」(飛鳥新社)
読書時間:短 ■■■□□ 長
読み易さ:易 ■□□□□ 難
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