働くことの意味! | 知識をつける! | イチオシ!
「僕は君たちに武器を配りたい/瀧本 哲史」(講談社)
この書籍で紹介されている武器とは、「剥き出しの資本主義社会」の中で生き抜くために持っておくべき思考や考え方です。
その中で、人材のコモディティ化(均一化、横並び)が益々進む現在、イノベーター(革新できる人材)になることが武器のひとつになると紹介されています。
イノベーションを起こすキーワードは「リベラルアーツ(教養)」と「セレンディピティ(幸運な発見)」。
幅広い教養を身につけ、既存の価値の掛け合わせから、新しい価値を発見する能力を高めることは、今後必要不可欠になると思います。
著者イチオシの武器は「投資家」になることですが、まずその前に「剥き出しの資本主義社会を知るための一歩」を踏み出すことが大事。
そのためのヒントを与えてくれる一冊であると感じました。
<目次>
第1章 勉強できてもコモディティ
第2章 「本物の資本主義」が日本にやってきた
第3章 学校では教えてくれない資本主義の現在
第4章 日本人で生き残る4つのタイプと、生き残れない2つのタイプ
第5章 企業の浮沈のカギを握る「マーケター」という働き方
第6章 イノベーター=起業家を目指せ
第7章 本当はクレイジーなリーダーたち
第8章 投資家として生きる本当の意味
第9章 ゲリラ戦のはじまり
<一節ピックアップ>
「世界中の先進国で、高学歴・高スキルの人材が、ニートやワーキングプアになってしまう潮流が押し寄せている。これまで大学が伝統的に提供してきた、「知識をたくさん頭脳につめこんで専門家になれば、良い会社に入れて良い生活を送ることが可能となり、それで一生が安泰に過ごせる」というストーリーが、世界規模で急激に崩れ去っているのである。」
<関連書籍>
・「ミリオネア・マインド 大金持ちになれる人―お金を引き寄せる「富裕の法則」/ハーブ エッカー, 本田 健」(三笠書房)
・「ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代/ダニエル・ピンク」(三笠書房)
読書時間:短 ■■■□□ 長
読み易さ:易 ■■■□□ 難
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