君は、どう生きるのか: 心の持ち方で人生は変えられる/古森重隆

2014年12月19日 17:41

『本質を見抜く力』

「君は、どう生きるのか: 心の持ち方で人生は変えられる/古森 重隆」(三笠書房)


現・富士フィルムホールディングス代表取締役会長の古森重隆氏が、富士フィルムで営業マンとして従事していた時代から、社長に就任後、経営V字回復を達成するまでの経験を格言とともに綴られた一冊です。

強く印象に残ったのは「本質を見抜く力」について。

表面の問題だけでなく「本質的な問題は何か」を常に意識することが大切であると氏はいいます。

「氷山の一角」から「氷山全体」をイメージできる洞察力を身につけるには、常日頃から感覚を研ぎ澄ませておくこと。

「すべてのことは偶発的ではなく、流れの中で起きることを忘れてはいけない。流れの後ろにある本質を読むのだ。」は、覚えておきたい一節です。

また、日本人へのエールと感じられた10章も胸を打つものがあります。

「日本人に大事な3つの向き」。改めて意識しなくてはなりません。

<目次>

1章 どう働き、どう生きるか

2章 強くあれ、そして優しくあれ

3章 一冊の本との出合いが、人生を変える

4章 何事もゴツゴツ向かって行け!

5章 リーダーは"五体"を使え

6章 課長よ、先頭に立って戦え!

7章 先を読み、決断出来る人になれ

8章 サラリーマン人生には三回のチャンスがある

9章 経営者として迎えた富士フィルム最大の危機

10章 日本人よ、戦う気持ちをとりもどせ!

<関連書籍>

「無印良品は、仕組みが9割 仕事はシンプルにやりなさい/松井 忠三」(角川書店)

読書時間:短 ■■□□□ 長

読み易さ:易 ■■□□□ 難


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