働くことの意味!
「君は、どう生きるのか: 心の持ち方で人生は変えられる/古森 重隆」(三笠書房)
現・富士フィルムホールディングス代表取締役会長の古森重隆氏が、富士フィルムで営業マンとして従事していた時代から、社長に就任後、経営V字回復を達成するまでの経験を格言とともに綴られた一冊です。
強く印象に残ったのは「本質を見抜く力」について。
表面の問題だけでなく「本質的な問題は何か」を常に意識することが大切であると氏はいいます。
「氷山の一角」から「氷山全体」をイメージできる洞察力を身につけるには、常日頃から感覚を研ぎ澄ませておくこと。
「すべてのことは偶発的ではなく、流れの中で起きることを忘れてはいけない。流れの後ろにある本質を読むのだ。」は、覚えておきたい一節です。
また、日本人へのエールと感じられた10章も胸を打つものがあります。
「日本人に大事な3つの向き」。改めて意識しなくてはなりません。
<目次>
1章 どう働き、どう生きるか
2章 強くあれ、そして優しくあれ
3章 一冊の本との出合いが、人生を変える
4章 何事もゴツゴツ向かって行け!
5章 リーダーは"五体"を使え
6章 課長よ、先頭に立って戦え!
7章 先を読み、決断出来る人になれ
8章 サラリーマン人生には三回のチャンスがある
9章 経営者として迎えた富士フィルム最大の危機
10章 日本人よ、戦う気持ちをとりもどせ!
<関連書籍>
・「無印良品は、仕組みが9割 仕事はシンプルにやりなさい/松井 忠三」(角川書店)
読書時間:短 ■■□□□ 長
読み易さ:易 ■■□□□ 難
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