カイジ「命より重い! 」お金の話／木暮太一

「カイジ「命より重い! 」お金の話／木暮太一」（サンマーク出版）

お金に対する教養の必要性が世間で高まってきています。

もし若い世代の方がお金について知りたいならば、この一冊は大変面白いです。

漫画「カイジ」を読んでいれば、なお一層面白いのは言うまでもありません(賭博黙示録、賭博破戒録まで読んでいれば問題ないです)。

参考になったのは、お金に対するオフェンスとディフェンスの話、多くの宝くじ当選者が幸せになれない理由、どうして詐欺がなくならないのか、リボ払いについて、経済学上の正しいお金の使い方あたりです。

著者が言うように、私もお金に対するオフェンス(稼ぎ方、貯め方)には興味をもって知ろうとしていましたが、ディフェンス(使い方、守り方)については無頓着だったように思います。

また、リボ払いについてはご存知の方も多いと思いますが、基本的にはやらないということですね。

お金の価値や使い方について、認識を改めるところは改めて、うやむやにしていたところはしっかりしていく。

小さいことからですが、お金と向き合っていきたいと思いました。

＜目次＞

序章 ようこそ、クズのみなさま

第１章 給料が少ない......？現実を見ろ！

第２章 金は、自分で守らねばならないのだ！

第３章 知らないやつは、勝負の前に負けている！

第４章 圧倒的勝利を呼ぶ、マネー思考を身につけろ！

終章 お金に振り回されないために、本当に必要な力

＜一節ピックアップ＞

「そもそも、日本の学校教育で「お金」についてあまり教えないのはなぜなのでしょうか。お金について話すと、「恥ずかしい」とか「ケチくさい」とか、日本人はそういうイメージを強く持っているようです。しかし、そうした考え方は、日本の若い世代に明らかな弊害をもたらしはじめています。」

＜関連書籍＞

・「カイジ「勝つべくして勝つ! 」働き方の話／木暮太一」（サンマーク出版）

・「カイジ「どん底からはいあがる」生き方の話／木暮太一」（サンマーク出版）

・「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント／ロバート キヨサキ, 白根 美保子」（筑摩書房）

読書時間：短 ■■□□□ 長

読み易さ：易 ■□□□□ 難

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