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「嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え/岸見一郎」(ダイヤモンド社)
心理学者アドラーの名前を最近見かけるようになり、気になっていたところでこの書籍と出会いました。
青年と哲人との対話篇形式で物語的にすすむ内容は、驚くほど心に染み込んでいきます。
以前から「承認とはなにか」という疑問を持っていたのですが、この疑問を言葉で明確に表現している箇所があり、衝撃的に得心することができました。
また、巻末あたりでは人生の意味についても言及されています。
ここに全ての解答であるとは言い切れませんが、読み終わると同時に心がすっきりとする感じに覆われました。
新しい生き方を見出すことのできる一冊ではないでしょうか。
2014年を象徴する良著であると思います。
<目次>
第一夜 トラウマを否定せよ
第二夜 すべての悩みは対人関係
第三夜 他者の課題を切り捨てる
第四夜 世界の中心はどこにあるか
第五夜 「いま、ここ」を真剣に生きる
<一節ピックアップ>
「人間にとって最大の不幸は、自分を好きになれないことです。この現実に対して、アドラーはきわめてシンプルな回答を用意しました。すなわち、「わたしは共同体にとって有益である」「わたしは誰かの役に立っている」という思いだけが、自らに価値があることを実感させてくれるのだと。」
<関連書籍>
・「自分の才能の見つけ方/本田健」(フォレスト出版)
・「ゴール - 最速で成果が上がる21ステップ/ブライアン・トレーシー」(PHP研究所)
読書時間:短 ■■■□□ 長
読み易さ:易 ■■□□□ 難
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