非常識な成功法則―お金と自由をもたらす8つの習慣／神田昌典

「非常識な成功法則―お金と自由をもたらす8つの習慣／神田 昌典」（フォレスト出版）

これまでのやり方(常識)から一歩先に出る。

そのために、考え方や行動を変えようといった内容の指南書です。

例えば、

目標を明確にするときは「やりたくないこと」からリストアップする、

自分の肩書きを作るなど潜在意識に働きかけられる行動を起こす、

読書術(フォトリーディングを紹介)を使って情報をスピーディーに集める、などなど。

お金についても、まず稼ぐことに集中するとか、もうお金自体(形、匂い、小銭の音とか)を好きになれとか、常識的でないことが書かれています。

私が感じたのは、なんにせよ、今やっていることが本当に正しい(あるいは効率的な)ことなのかどうかを、一旦自分で考えてみることが大事なのではないかということです。

みんなやっているから、常識だからという理由だけで動いたり、考えるのをやめたりしていないか。

きっとこの本に書かれている以外の「非常識」な行動で、一歩先に出られるものはたくさんあると思います(もちろん法律は遵守です)。

2002年の出版。なぜ今まで読んでいなかったのかと悔やまれるばかりです。

＜目次＞

第１の習慣 やりたくないことを見つける

第２の習慣 自分にかける催眠術

第３の習慣 自分に都合のいい肩書きを持つ

第４の習慣 非常識的情報獲得術

第５の習慣 殿様バッタのセールス

第６の習慣 お金を溺愛する

第７の習慣 決断は、思い切らない

第８の習慣 成功のダークサイドを知る

＜一節ピックアップ＞

「このように私たちは、繰り返される言葉、自分で発する言葉、そして他人が同調する言葉で、現実が構築される。つまり、まわりの環境－どんな人を自分のまわりに置くか－で、自分の現実が変わってしまう。恐ろしいよね。私たちには、二つの選択肢しかない。「他人に自分の現実をコントロールされる」か、「自分で自分の現実をコントロールする」かだ。」

読書時間：短 ■■□□□ 長

読み易さ：易 ■□□□□ 難

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