コマ様(以下、コ)「...」
私「...」
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コ「...なぁ」
私「はい?」
コ「なんでか、わかる?」
私「はい?」
コ「いや、『はい?』やなくて。...なんでそうなったんか、わかる?」
私「いえ...ちょっとわかんないスね」
コ「...ワシがここに来て、どんくらいなる?」
私「3ヶ月ちょっと、ですね」
コ「じゃぁ、そろそろわからんとアカンわな」
私「なにがですか?」
コ「いや、だから...」
コ「な ん でヒトが『毛繕い』してるとこ邪魔すんのかぁいうことや!!」
コ「ワシらげっ歯類はなぁ!『毛繕い』してるときが一番リラックスしてるときであり且つぅぅ!一番無防備なときなんや!!」
コ「そこを自分、なんや?なんでいきなり『毛繕い』してるワシのそばでコチョコチョしだしたん?」
コ「もうっ、考えられへんっ!なぁ?事故や思とるやろ?事故や思とるやろー!そんなんなぁ、ワシから言わせてもらえば、自業自得以外のなにものでもないわ!」
コ「もう3ヶ月も経って、自分、ワシのなにを見てきたわけ?もう、あれやろ?かわいい、かわいいだけやったんちゃうんか?」
私「...まぁ、そうっスね」
コ「そういうとこ、アカンで自分。げっ歯類=かわいいは、あくまでそっち側の発想やろ?そんなんちゃうで。こちとら、そちらさんが思てる以上に、いろいろとギリギリなんやから」
私「...ギ、ギリギリなんスか」
コ「そうや。ワシらげっ歯類は目ぇが見えん。目ぇが見えんもんが、一番無防備なときに、そばでコチョコチョされたらどうなる?」
私「...どうなるんスかね」
コ「そらもう、噛むしかないわな」
私「...ギリギリですね」
コ「そうや。ギリギリや。目ぇが見えんぶん、ほんまギリギリなんや。そこ、自分わかっとかんと」
私「...すいませんでした」
コ「まぁ、過ぎたことやし。わかってくれたらええんや。...ところで、なにをコチョコチョしようとしたん?」
私「...いや、なんか寒そうかなぁと思って。床材を足そうとしたんです」
コ「...えっ?」
私「いや、だから。床材を」
コ「...ぁ、ん?...なんや...、ワシのこと気ぃ遣てくれたんか?」
私「...気を遣うというか、お世話というか...」
コ「...ほんまか...。なんや、噛みついて悪かったなぁ」
私「...正直、ヒクくらい血が出てビビりましたけどね」
コ「人差し指の先から血が滴ってたもんなw」
私「えっ?見えてたんですか?」
コ「みっ、見えるかアホ!あぁ、あれやっ...血ぃの滴る音がしたんや」
私「...そうですか。それにしても、なかなか血が止まらなかったのは困りましたよ、ほんと」
コ「長いことティッシュで押さえつけてたもんなwどんだけティッシュ使うんy」
私「それ絶対見えてるでしょ!」
コ「見えてへんがな!ワシ、全然見えてへんがな!」
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...という会話を想像してみた。
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