私「...」
コマ様(以下、コ)「...」
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私「...いつの間にか、お米がすっかりお気に入りですね」
コ「白米、めっちゃウマいで。これだけはホンマ、自分とこの娘さんに感謝しとるわ」
私「まさか食べるとは思わなかったんですけどねー」
コ「なに言うとんねん。日本人やったら、白米食うてなんぼやろ!」
私「日本人...。日本人というよりは、ニホンネズミですよね」
コ「自分、細かいなぁ...。...ん、いや、待て...。ニホン...ネズミ...。ニホンネズミ。なんやこれ!ニホンオオカミさんみたいで、めっちゃかっこええな!」
私「...まぁ、絶滅してますけどね」
コ「...」
私「もし絶滅する前に保護されてたら、今も動物園とかで観れたりしたのかもしれませんね」
コ「せやなぁ。ニホンオオカミさんが保護された生活に耐えられたら、の話やけどな」
私「やっぱり耐えられないものなんですかね」
コ「人それぞれやろな。保護されてる側のワシが言うのもおかしな話やけど、自分が置かれた環境をどう捉えるかだけやと思うわ」
コ「ワシかて、このウチに来たばかりのときは、ホンマ外に出とうてたまらんかったからなぁ」
コ「でもまぁ、今は、自分の匂いが染み付いたこのゲージが落ち着くし、なんやったら白米なんてご馳走、食べさせてもろうてるし」
コ「考え方ひとつで気楽になることもあるんちゃうかな。『住めば都』いう言葉もあることやし」
私「...そうですか。今のゲージ、気に入ってもらえてるんですね」
コ「ま、そういうことや」
私「じゃぁ、あの話は保留だな...」
コ「ん?なんや、あの話いうて」
私「いや。上の娘が、ゲージが狭そうでコマがかわいそうだから、広いゲージ作りたいって言ってるんですよ。でも、今のゲージが気に入ってr」
コ「おぃぃぃっっ!!」
コ「広い方がっ!エエにっ!!決まっとるやないかぁぁっっっ!!!」
コ「もう!早よ作ろ!!早よ作ろ!!夏前には作ろ!!夏入ってからやと遅い気するわ!なんやわからんけど、夏入ってからやと遅い気ぃするわ!!夏前には作ったほうが絶対エエって!!夏前やな!よしっ!夏前には完成やっ!!」
私「...なんか言ってること違いm」
コ「うっわ!めっちゃエエやん!広いゲージめっちゃエエやん!!何LDKにしたろか。何LDKにしたろか。もう何LDKとか言わんと、LLDDKKとかにしてもエエんちゃうの?夢の一人二世帯住宅やで!!忙しなるでーっ!!」
私「... ...まだ作ると決まったわけじゃないですし...。あと作るにしても、レイアウトはこっちで考えますんで...」
コ「はぁ?なに言うてんの?そっちの考えたレイアウトが、今までうまくいった試しあるんかっ!?」
私「いえ...全く...ないです」
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...という会話を想像してみた。
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