2015年3月は、中国主導のアジアインフラ投資銀行（AIIB）の大幅な拡大と、ドイツの旅客機墜落という痛ましいニュースが目を引きました。
アジアインフラ投資銀行は、長年懸念されてきた既存のアジア開発銀行（ADB）の投資スピードの遅さを解消する目的で設立が進んでいますが、もうひとつ、中国の念願である「シルクロード構想」の実現のために欠かせない政策であるということも、おさえておく必要があります。
今回、英国を皮切りに、ドイツ、フランス、イタリアが参加表明したことで、資金調達と信頼のうえでも、その存在が確固たるものになりました。ヨーロッパとアジアを結ぶシルクロード構想が、現EUにとっても損にはならないと判断された、ということでしょうか。
日本、アメリカは、 アジア開発銀行の手前、 最後まで参加表明することはありませんでした。
ドイツの旅客機墜落事故は、乗員乗客全員が犠牲となる大惨事となりました。
その後の調べで、副操縦士による故意の墜落であった可能性が浮かび上がり、世界中に震撼が走りました。
今後、日本国内の旅客機についても、より厳重なルール作りへの取り組みが始まることになるのでしょうか。
「機能性表示食品、今夏にも発売」（3月3日付）
3月2日、健康への効果を消費者庁に届け出れば、事業者の責任で表示できる新しい食品表示制度「機能性表示食品」のガイドライン案が、同庁から発表された。今夏にも新制度の商品が発売される見通し。
「駐韓米大使襲撃」（3月6日付）
3月5日、ソウルでマーク・リッパート駐韓米大使が果物ナイフで切りつけられ、顔だけで約80針の縫合手術を受けた。
「ドイツ、メルケル首相来日」（3月10日付）
3月9日、ドイツのメルケル首相が来日。日独首脳会談が行われ、ウクライナ情勢への対応で連携することを確認したほか、両国経済の関係強化を目指すことでも一致した。
「AIIB、英国参加方針を表明」（3月14日付）
3月12日、中国が主導するアジアインフラ投資銀行（AIIB）に、主要7ヶ国では初めて、英国が参加する方針を表明した。
「AIIB、独仏伊の3ヶ国参加方針を発表」（3月18日付）
3月17日、ドイツ、フランス、イタリアの3ヶ国は、中国が設立を呼びかけるアジアインフラ投資銀行（AIIB）に参加する方針を発表した。
「任天堂、DeNA、資本業務提携で合意」（3月18日付）
3月17日、任天堂とDeNAは、資本業務提携で合意し、スマートフォン向けゲームを共同開発すると発表した。
「ミシェル・オバマ米大統領夫人、来日」（3月19日付）
3月18日、ミシェル・オバマ米大統領夫人が初来日。安部昭恵首相夫人と共に、都内で女子学生への講演などを予定している。
「自公、安全保障法制基本方針合意」（3月21日付）
3月20日、自民、公明両党は、自衛隊や国連平和維持活動に関わる新たな安全保障法制の基本方針について正式合意した。
「独、150人乗り旅客機墜落」（3月25日付）
3月24日、ドイツの格安航空会社ジャーマンウィングス9525便が、フランス南東部の山岳地帯に墜落。乗客乗員計150人全員が犠牲となった。
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