「テレビじゃ言えない/ビートたけし」(小学館新書)
ビートたけしといえば、かつてはその言動が多方面で良くも悪くも話題となっていたことを思い出します。
本人に言わせてみれば、最近のテレビは禁止ワードが大変多いらしく、持ち前の毒舌が活かされていない様です。
地上波のテレビ番組はまだまだ視聴者も多く、その影響は決して小さいものではありません。
キレイごとばかりの世の中。
テレビでは言えないことを言ってヒンシュク、大目玉は当然のことなのだろうと思います。
うまく毒舌ぶって活躍している方もいらっしゃるようですが。
「新しい道徳」など、言いたいことを書いている著者の本を面白いと感じるのは、キレイごとばかりの世の中に疲れてしまっているからでしょうか。
この一冊も大変面白く読ませていただきました。
<目次>
第1章 テレビじゃ言えない「危ないニッポン」
第2章 「話題のニュース」毒舌分析
第3章 テレビじゃ言えない「天国のあの人たちの話」
第4章 「お笑いBIG3」と「老人論」
読書時間:短 ■■□□□ 長
読み易さ:易 ■□□□□ 難
<一節ピックアップ>
「本来、オイラのような芸人の漫才やコントなんてのは、「表現の自由」なんてもので守られるようなエラいもんじゃない、もっと低~いところにあるものなんだ。だからこそ「規制されてナンボ」だし、それでお客の注目が集まってくれりゃ、かえってありがたい。」
<あわせて読みたい>
・「新しい道徳 いいことをすると気持ちがいいのはなぜか/北野武」(幻冬舎)
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