「あれか、これか―「本当の値打ち」を見抜くファイナンス理論入門/野口真人」(ダイヤモンド社)
人生は選択の連続です。
そしてこれまでの選択が、現在の自分を作り上げてきました。
これからも続く選択の連続に対して、どうすればより良い選択をすることができるか。
「選択とは価値判断」。
その価値判断の方法について、ファイナンス理論の観点から紹介している一冊です。
ファイナンスと聞くと、難しく身構えてしまいがちですが、わかりやすく伝わる内容で書かれているので、重要なところは理解できるようになっています。
キーワードは「将来価値」。
価値判断を行ううえで、選択したものが「将来に」どれだけの価値を生み出してくれるか。
こうした価値判断の視点を取り入れることは、「ヒト、モノ、カネ」の見方が変わり、これからの人生の選択に大いに役立つことと思います。
<目次>
はじめに 「いまの人生」は「過去の選択」でできている
第1章 「ねだん」と「ねうち」はちがう
第2章 いちばん無価値なおカネの話
第3章 いま、いくら?
第4章 不確実性とは何なのか?
第5章 正しい借金の考え方
第6章 リスクだけを下げる錬金術
第7章 絶対に後悔しない買い物
読書時間:短 ■■■□□ 長
読み易さ:易 ■■■□□ 難
<一節ピックアップ>
「選択とは価値判断だ。僕たちはいつも「最も価値がある=(約)最も得する」と思ったものを選んでいるはずだ(少なくとも理論的には... ...)。今日のあなたは、昨日までのあなたが下した価値判断の結果にほかならない。だとすれば、悔いのない人生を送るために、僕たちにできるのはたった1つー。「値打ち」を正しく見抜くことだ。」
<あわせて読みたい>
・「東大卒ポーカー王者が教える勝つための確率思考/木原 直哉」(中経出版)
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