「「自分の言葉」で人を動かす/木暮太一」(文響社)
人を動かす言葉とはどういうものでしょうか。
コミュニケーションの多くを言葉に頼る私たちにとって、どうすれば自分の思いを相手に伝えられるかということは、永遠の命題ともいえます。
この一冊では、人に伝えるために特に意識すべき点がいくつか紹介されています。
その中でも印象深かったのは、どこかで聞いたことのあるフレーズ(借り物のレンタル言葉)ではなく、自分の血の通った言葉で話すという点。
自分の言葉で話すということは、出来事を自分なりに編集し、自分なりの切り口で表現するということです。
そのためには、まず表現の仕方というものに正しい答えはないということを自覚し、そしてなにより表現する自分のことを肯定できるようになる必要があると書かれています。
自分の思いが自分の言葉、自分の表現で伝わったとき、それは大きな自信につながり、次の機会に向けて好循環を生み出すことでしょう。
人を動かすことはできなくとも、自分の言葉で表現できるようになる。
言葉によるコミュニケーションについて、大いに役立つ一冊だと思います。
<目次>
第1章 「教えたいこと」であなたの世界はこんなに変わる
第2章 人を動かす「自分の言葉」を引き出すメソッド
第3章 「教えたいこと」であなたの言葉が武器になる
読書時間:短 ■■□□□ 長
読み易さ:易 ■□□□□ 難
<一節ピックアップ>
「この本には「自分の言葉で人を動かす方法」を書きました。ただ「人を動かすこと」だけが最後のゴールではありません。「教えたいこと」の視点を身に付ければ自分が考えていることを、自信を持って自分の言葉で表現できるようになるのです。これがあなたを変えることになります。」
<あわせて読みたい>
・「カイジ「命より重い! 」お金の話/木暮太一」(サンマーク出版)
・「カイジ「したたかにつかみとる」覚悟の話/木暮太一」(サンマーク出版)
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