「シンプルに考える/森川亮」(ダイヤモンド社)
元LINE代表取締役社長の森川亮氏の一冊。
経営者として、いかに社員がその能力を最大限に発揮できる環境をつくり出すことができるか。
その答を出すために著者が大切にしたのは「シンプルに考える」こと。
あれも大事これも大事と悩んでしまうと、結局何も決められず行動に移すことができません。
人間が一度にできることは1つだけ。
なにが本質なのかを考え尽くし、それ以外のものは捨てる。
結果を出すためにはシンプルに考え、ひとつのことに全力を集中することが大切だと書かれています。
この信条を会社にどう活かすことでLINEという文化をつくりあげたのか。
そのエッセンスが6章にわたって紹介されています。
やるべきことをシンプルに考え尽くすことで、通例とは逆説的な方針で実績を出した例もあり、本質を見抜くことの重要さを感じる一冊でした。
<目次>
第1章 ビジネスは「戦い」ではない
第2章 自分の「感性」で生きる
第3章 「成功」は捨て続ける
第4章 「偉い人」はいらない
第5章 余計なことは全部やめる
第6章 イノベーションは目指さない
読書時間:短 ■■□□□ 長
読み易さ:易 ■■□□□ 難
<一節ピックアップ>
「大切なのは「考える」こと。人が悩むのは、「表面的な価値」に惑わされているからです。だから、「何が本質か?」を考え尽くさなければなりません。そして、最も大切なことを探り当てて、それ以外のものは捨て去る。シンプルに考えなければ、人は何も成し遂げることができないのではないでしょうか?」
<あわせて読みたい>
・「未来に先回りする思考法/佐藤航陽」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
・「エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする/グレッグ・マキューン」(かんき出版)
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