『「読まなくてもいい本」の読書案内:知の最前線を5日間で探検する/橘玲』(筑摩書房)
科学、技術、学問が飛躍的に進歩している今の時代、「知」のパラダイム転換が起ころうとしている。
著者の橘氏はこうした時代の流れを前提とし、「知」の パラダイム転換以前のものでなく、新しいパラダイムに沿って書かれた本を選び読むことで、効率的な学を得ることができると書いています。
驚くほどのスピードで「知」の更新が進む現在、いま読んでいる本がすでに時代遅れの内容となっていることもあり得る世の中です。
人生、限りある時間のなかで、有益な読書を続けていくためにも「読まなくていい本」を見極める力も必要になるのではないかと感じました。
<目次>
1 複雑系
2 進化論
3 ゲーム理論
4 脳科学
5 功利主義
読書時間:短 ■■■■□ 長
読み易さ:易 ■■■□□ 難
<一節ピックアップ>
「きみがまずすべきなのは新しい"知"のおおまかな地図を手に入れることだ。日本語でもすぐれた入門書が出ているから、ちょっと張れば高校生だってじゅうぶんできる。そうすれば、難解で高尚なことをいっているように思えても、パラダイム以前に書かれたり、新しいパラダイムを理解できていないものを見分けることができるようになるはずだ。」
<あわせて読みたい>
・「残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法/橘玲」(幻冬社)
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