「世界から猫が消えたなら/川村元気」(小学館)
必需品のように見えて、実はあまり重要なものでなかったり。
さして気にしていなかったものが、消えると分かるとツラくなったり。
自分の周りに存在するものが、本当に必要なものかどうか。
また、その存在が当たり前すぎて、有難さを忘れているものはないか。
一日の命と引き換えに、この命題を考える主人公の苦悩を読みながら、自分の周りに存在するものを見つめ直したいと思いました。
<目次>
月曜日 悪魔がやってきた
火曜日 世界から電話が消えたなら
水曜日 世界から映画が消えたなら
木曜日 世界から時計が消えたなら
金曜日 世界から猫が消えたなら
土曜日 世界から僕が消えたなら
日曜日 さようならこの世界
<一節ピックアップ>
「でも良く考えれば、世界にあふれるありとあらゆるものは、その「あってもなくてもよい」ぎりぎりの境にある。ひょっとしたら人間そのものですら、そうかもしれない。僕らが生きているのは、そんなでたらめな世界なのだ。」
<あわせて読みたい>
・「夢をかなえるゾウ(3) ブラックガネーシャの教え/水野敬也』(飛鳥新社)
読書時間:短 ■■□□□ 長
読み易さ:易 ■□□□□ 難
↓『本当に必要なものがなにか考えてみたい!』と思う方は、是非シェアを!
コメント
コメントが見つかりません。