「バカになるほど、本を読め!/神田昌典」(PHP)
日本最大級の読書会「リード・フォー・アクション」の発起人である神田昌典氏が、読書の在り方について書かれた一冊です。
私自身、「読書は行動を起こすためのツールである」という価値観のもと読書を続けておりますが、この書籍の中でも「目的思考型」読書を推奨しています。
情報の収集と知識の創造、また、イン・フォメーションからエクス・フォメーションへの転換が大切であると書かれてあり、共感するところでした。
特に自己啓発書やビジネス書については漫然と読むのではなく、目標を持って読書にあたる。
そして役に立ちそうな情報を見つけたならば少なくとも行動に移してみる。
こうした姿勢を継続することこそ、その読書を武器にすることができるのではないかと思います。
文中には、「フォトリーディング」「リーディングファシリテーター」「100%MAD」など、神田昌典氏の書籍を読んだことのある方にはお馴染みのキーワードも紹介されています。
読書を、さらなる行動に結びつけたいと思っている方にとって、大きな刺激となる一冊であると思います。
<目次>
序章 なぜ、活躍できる人は皆「バカ」なのか
第1章 「目的志向型」読書 ー 知識創造時代のスタンダードスキル
第2章 本を持ち、町へ出よう ー なぜ本を「大勢で読む」のか
第3章 アクションが変革を生む ー 複雑な課題を大人数でやっつける時代へ
<一節ピックアップ>
「イメージ先行で「本離れ」「本の時代は終わった」という言葉を鵜呑みにしてしまうと、時代のムーブメントを見誤る危険性がある。その間、知的フロンティアに立つ人たちはより多くの本を読み、より大きなアウトプットを生み出しているかもしれないのだ。本を読む人と読まない人の差が、わずか数年で取り返しがつかないほど広がっていくことは、もはや疑いようがない。」
<あわせて読みたい>
・「【新訳】読書について 知力と精神力を高める本の読み方/ショウペン・ハウエル、渡部昇一」(PHP研究所)
読書時間:短 ■■■□□ 長
読み易さ:易 ■■□□□ 難
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