知識をつける!
「ざっくり分かるファイナンス 経営センスを磨くための財務/石野雄一」(光文社新書)
企業会計に興味があり、財務三表を読み解きたいという思いで手にとりました。
すると、まず冒頭に、会計(アカウンティング)と財務(ファイナンス)は別物だと書いているではありませんか。
自分の知識のなさに打ちのめされた瞬間でしたが、会計と財務はなにが違うのか、また、それぞれ何を目的としているのかを、わかりやすく説明されていて、「基本を学ぶ前提」を学ぶことができました。
その他、投資家には2種類ある、事業価値は数値化できるなど、私にとっては目新しく興味深い内容ばかりでした。
ファイナンスについて本格的に学ぶことは、今のところ考えていませんが、営利企業経営の意志決定や投資家の投資判断について、良い意味で「ざっくり分かる」一冊であると思います。
<目次>
第1章 会計とファイナンスはどう違う?
第2章 ファイナンス、基本のキ
第3章 明日の1万円より今日の1万円~お金の時間価値
第4章 会社の値段
第5章 投資の判断基準
第6章 お金の借り方・返し方
<一節ピックアップ>
「この本は、ファイナンスのことを勉強しようにもどこから手をつけていいのか分からないビジネスパーソンや経営者の方々が、ファイナンスの基本部分をざっくりと理解できるような内容にしました。「ざっくり」とはいっても、決して概略をなぞっただけの本ではありません。ファイナンスの習得に悪戦苦闘した私が書いたものゆえ、つまずきやすいところが手にとるように分かる内容になっているはずです。」
<関連書籍>
・「統計学が最強の学問である/西内啓」(ダイヤモンド社)
・「正しい家計管理/林總」(WAVE出版)
読書時間:短 ■■□□□ 長
読み易さ:易 ■■■□□ 難
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