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「【新訳】読書について 知力と精神力を高める本の読み方/ショウペン・ハウエル、渡部昇一」(PHP研究所)
「読書とは、自分で考える代わりに、他のだれかにものを考えてもらうことである。」をはじめ、多くの名言を残すドイツの哲学者ショウペン・ハウエル。
それらの中から読書に関する名言を集め、各々の言葉に解説がついた一冊です。
「ショウペン・ハウエルの生涯」と「読書について」の2部構成になっており、まずその生涯を知ることで、言葉の意味をより深く理解することができます。
そして何よりも、渡部昇一氏の解説が大変参考になります。
中でも、読書の目的は読書そのものではなく、しっかりと自分の頭で考えることが大事であり、考えるためには「書く」というアウトプットが有効であるという点に共感を持ちました。
他にも、乱読の必要性や、良著と出会うには、など、今後読書をすすめていくうえで、大きな指針を与えてくれます。
良い一冊に出会ったと思っています。
<目次>
第1部 ショウペンハウエルの生涯と哲学
第2部 [新訳]読書について
<一節ピックアップ>
「読書とは他人に考えてもらうことだというショウペンハウエルの指摘は鋭い。読むことばかりに慣れていると、極端な場合は自分で考える力をまったく失ってしまうのだ」
<関連書籍>
・「乱読のセレンディピティ/外山 滋比古」(扶桑社)
・「レバレッジ・リーディング/本田直之」(東洋経済新報社)
読書時間:短 ■■□□□ 長
読み易さ:易 ■■■□□ 難
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