君に友だちはいらない/瀧本哲史

2014年12月24日 23:12

『七人の侍のインパクト』

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君に友だちはいらない

「君に友だちはいらない/瀧本 哲史」(講談社)


良著です。

身の回りにある製品がコモディティ化(経済学では「どのメーカーの製品を買ってもたいした差がない、成熟した商品」の意味)する中、製品だけでなく「人間のコモディティ化」が始まっていることが問題となってきた今、将来に向けてどのような行動を起こすことが必要であるかを提示する一冊です。

働く環境が変わりつつあります。

仕組み化された作業は情報処理システムに移り、高度なスキル職であっても海外の安い労働力に取って代わられる時代。

では、いかにしてこの「人間のコモディティ化」から脱するのか。

著者は「ありがちなチーム」ではなく「よいチーム」に自分のポジションを見つけ、大きなビジョンを達成するためにリスクを負ってでも実現に向けて前に進むことを強く勧めています。

表紙が黒澤明監督の名作「七人の侍」であり、そして本題が「君に友だちはいらない」であることの意味は、読み終えると理解することができます。

<目次>

第1章 秘密結社をつくれ

第2章 本当の「よいチーム」とはなにか

第3章 ビジョンをぶちあげろ、ストーリーを語れ

第4章 よき仲間との出合いのために

第5章 チームアプローチはあなたと世界をどう変えるか

<一節ピックアップ>

「本書では、さまざまな事例を紹介しながら、今この時代にどうすればよい仲間と、本当に機能する“武器としてのチーム“をつくることができるのか、解説していく。読み終えたときには、『君に友だちはいらない』という本書タイトルの真の意味を、ご理解いただけるはずだ。」

<関連書籍>

「僕は君たちに武器を配りたい/瀧本 哲史」(講談社)

読書時間:短 ■■■■□ 長

読み易さ:易 ■■■□□ 難


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