無印良品は、仕組みが9割 仕事はシンプルにやりなさい/松井忠三

2014年11月14日 18:43

『ポジティブな働き方を提供する企業』

「無印良品は、仕組みが9割 仕事はシンプルにやりなさい/松井 忠三」(角川書店)


無印良品の業務マニュアル「MUJIGRAM(ムジグラム)」について、その誕生の背景、活用法から効果に至るまで書かれている一冊です。

また、マニュアルというものが、いかに仕事をする上で重要なものであるかも説明されています。

日本では「マニュアル人間」などの言葉があるように、マニュアルについてネガティブな感情を抱いてしまいがちです。

しかし無印良品の社長である著者は、企業として一律のサービスを提供し、そして成長を持続可能とするために、「ポジティブなマニュアル」が重要だと言っています。

実際にどこの無印良品のお店に行っても、均一した質の高いサービスが提供されていることを実感します。

もし、多くの企業がマニュアルに対してポジティブな思考を持つようになれば、そこで働く多くの方に、「ポジティブな働き方」が伝染するのではないかと思います。

<目次>

序章 なぜ無印良品には“2000ページのマニュアル“があるのか

1章 売上げとモチベーションが「V字回復する」仕組み

2章 決まったことを、決まったとおり、キチンとやる

3章 会社を強くするための「シンプルで、簡単なこと」

4章 この仕組みで「生産性を3倍にできる」

5章 自分の仕事を「仕組み化する力」をつくろう

<一節ピックアップ>

「仕組みとは、組織の根幹にあたるものです。これがしっかり築けていないと、いくらリストラをしたところで、不振の根本原因は取り除けず、企業は衰退します。何事も「基本」がなければ「応用」がないのと同じように、「会社の仕組み」がなければ、そこから「知恵」も、ひいては「売上げ」も生まれません。」

<関連書籍>

「君は、どう生きるのか: 心の持ち方で人生は変えられる/古森 重隆」(三笠書房)

読書時間:短 ■■□□□ 長

読み易さ:易 ■■■□□ 難


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