「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!/苫米地 英人

2014年11月13日 18:47

『自分のモノサシを手にしたい』

「「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!/苫米地 英人」(徳間書店)


苫米地さんの書籍は、この一冊が初めてです。やはり認知行動、脳科学の知識が半端ないですね。

この書籍では、普段の生活で感じるモヤモヤを「頭のゴミ」によるものだと定義した上で、「頭のゴミ」を、感情・他人のモノサシ・これまでの自分・マイナスの自己イメージ・我慢・自分中心・恐怖・論理へのとらわれ、の8つに分類して説明しています。

物質的なゴミのように集めて捨てるみたいに簡単なことではありませんが、それぞれの「頭のゴミ」を少なくする、あるいは改善することで、心が楽になる可能性は大いにあると思いました。

一番印象に残っているのは、「他人のモノサシ」です。

これまでの私自身の人格形成には、他人の価値観や尺度の影響を大きく受けています。

他人との関わりなくして生きていくことはできませんので、これは当然のことです。

ただ、ここで一つでも多く、物事について深く考えてみて、たしかな自分のモノサシを持つことも大事なことではないかと思いました。

<目次>

Step.1 イライラ、怒り、嫉妬...... 生産性を下げる「感情のゴミ」を捨てる

Step.2 満たされなさと焦燥感...... 「他人のモノサシ」というゴミを捨てる

Step.3 変わりたいけど変われない...... 「これまでの自分」というゴミを捨てる

Step.4 自分に自信が持てない...... 「マイナスの自己イメージ」というゴミを捨てる

Step.5 「なりたい自分」になるために まずは「我慢」というゴミを捨てる

Step.6 やりたいことが分からない...... 「自分中心」というゴミを捨てる

Step.7 失敗するのが怖い...... 「恐怖」というゴミを捨てる

Step.8 「論理へのとらわれ」というゴミを捨て「ひらめき脳」を手に入れる

<一節ピックアップ>

「あなたが見ている世界は、あなたが重要だと思っているものだけが見えている世界であり、その世界はあなたの頭の中がそのまま反映されているのです。」

読書時間:短 ■■□□□ 長

読み易さ:易 ■■□□□ 難


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