知識をつける!
「統計学が最強の学問である/西内啓」(ダイヤモンド社)
ベストセラーとなっていた時期に、手にとった一冊です。
ITビジネスの主要になりつつある「ビッグデータ」というキーワード。
データはあるけどその使い方が分からないといったところで、こうした書籍の需要が伸びたのだと思います。
導入部分に「統計学は最速で最善の正解を出す」という項目があり、これまで経験や勘で判断してきたことに対し、統計学でアプローチすることのメリットが書かれています。
特に重要な経営判断などは、もはや情報に裏付けられたものでないと今後は立ちゆかなくなるという現実があると気付かされます。
また、インターネットや計算処理媒体の飛躍的な進歩により、個人でも統計を駆使できる可能性を見出すことができます。
様々な統計手法を知ることで、情報に対する強さも身につくのではないでしょうか。
「だから何?」といったグラフや統計に惑わされることなく、自分で情報を正確に見るためにも、統計学は大事な学問に既になっていたと感じました。
<目次>
第1章 なぜ統計学が最強の学問なのか?
第2章 サンプリングが情報コストを激減させる
第3章 誤差と因果関係が統計学のキモである
第4章 「ランダム化」という最強の武器
第5章 ランダム化ができなかったらどうするか?
第6章 統計家たちの仁義なき戦い
終 章 巨人の肩に立つ方法
<一節ピックアップ>
「情報を制する者が世界を制する、という言葉を現代において言い換えるならば、統計学を制する者が世界を制するということなのである。」
読書時間:短 ■■■■□ 長
読み易さ:易 ■■■■□ 難
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