火星に住むつもりかい?/伊坂幸太郎

2015年08月29日 00:00

『ルールから逃げられない怖さ』

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火星に住むつもりかい?

火星に住むつもりかい?/伊坂幸太郎」(光文社)


「中世の魔女狩り」が、「平和警察」によって現実となった世界の話です。

いまでこそ、魔女狩りは危険思想だという概念が一般的になりましたが、現在の世界において、果たしてその危険思想が全くなくなったと言えるでしょうか。

『危険な人間が危険人物となるわけではなくて、危険人物と指された人間が、危険人物になるだけだ』

この一節に、集団心理の怖さ、さらには集団を管理するルールから逃げることのできない怖さを感じました。

<一節ピックアップ>

「田原さんがどう考えようと、どれだけ不満があろうと、今のこの社会を生きていくしかないよね。ルールを守って、正しく。気に入らないなら、国を出ればいい。ただ、どの国もこの社会の延長線上にある。日本より医療が発達していない国もある。薬もなければ、エアコンもない。マラリアに怯えてばかりの国だってある。この国より幸せだと言えるのかな。それとも、いっそのこと火星にでも住むつもり?」

<あわせて読みたい>

「ゴールデンスランバー/伊坂幸太郎」(新潮社)

「一九八四年[新訳版]/ジョージ・オーウェル」(ハヤカワepi文庫)

読書時間:短 ■■■□□ 長

読み易さ:易 ■□□□□ 難


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