乱読のセレンディピティ/外山滋比古

2014年12月27日 11:50

『読書の目的が拡がる一冊』

▼Amazonで詳細を見る▼

乱読のセレンディピティ

「乱読のセレンディピティ/外山 滋比古」(扶桑社)


いろいろな読書術があるなか、乱読というものはあまり耳慣れないものでした。

手当たり次第に本を買って読む積極的な乱読によって、セレンディピティ(思いがけない発見)が起こると著者はいっています。

偶然による科学的な発見などにみられるように、セレンディピティは文明を進め、人智を拡げます。

読み進めていくなかで、スティーブ・ジョブズが2005年に行ったスタンフォード大学でのスピーチの中に「点と点をつなげる」というテーマがあったのを思い出しました。

読書ではないにしても、こちらも乱読に通じるものがあるように思います。

専門を極めることと同じように、乱読により新しい思考のセレンディピティを起こすことも、これから大事な選択肢のひとつとなるのではないかと感じました。

また、この書籍では乱読のことだけでなく、乱談(おしゃべり)、散歩、また忘却の必要性などを教えてくれます。

目的のある読書を続けるうえで、大変参考になる一冊です。

<目次>

1 本はやらない

2 悪書が良書を駆逐する?

3 読書百遍神話

4 読むべし、読まれるべからず

5 風のごとく......

6 乱読の意義

7 セレンディピティ

8 『修辞的残像』まで

9 読者の存在

10 エディターシップ

11 母国語発見

12 古典の誕生

13 乱談の活力

14 忘却の美学

15 散歩開眼

16 朝の思想

<一節ピックアップ>

「いろいろなジャンルの本を、興味にまかせて読んでいく。ひとつの専門にたてこもっていると、専門バカになるおそれがあるけれども、乱読なら、そうはならない。それどころか、専門主義、瑣末主義が見落としてきた大きな宝をとらえることが可能である。」

<関連書籍>

「レバレッジ・リーディング/本田直之」(東洋経済新報社)

読書時間:短 ■■■□□ 長

読み易さ:易 ■■□□□ 難


↓『乱読で新たな発見があるかもしれない!』と思う方は、是非シェアを!

お問い合わせ先

管理者:かまど kazamaster01@gmail.com